みなさん。寄附といえば、「恵まれない子供たちに愛の手を」が有名ですね。貧しい境遇の子供たちの環境が少しでも良くなるならと、寄附をされた方も多いと思います。
しかし、もし寄附を受け取った子供たちが、実は裕福だったとしたら、あなたはどう思われますか?
ふるさと納税で詐欺をしている自治体があった
さて、寄附といえば「ふるさと納税」、自分の故郷や応援したい自治体に寄附をすれば、寄附した金額が住民税から差し引かれ、返礼品までもらえるという、地方を活性化するためのすばらしい制度ですが、この制度を悪用している自治体があるのです。
それは、役場職員に対するセクハラやパワハラで話題になっている小園拓志が首長を務める「御代田町(みよたまち)」。
御代田町は、ふるさと納税をプロモーションするために「みよたんクエスト」という独自のサイトを運営していますが、このサイトが景品表示法違反であるという指摘があるのです。
まず、御代田町のふるさと納税を募るプロモーションは、30件ものプロジェクトが資金不足で頓挫していて、それらを実現させるためには、全国からのふるさと納税しだいであると思いっきり煽っています。
しかし、よく考えてみてください。お金もないのに30件ものプロジェクトを計画する方が、おかしくないですか?
資金不足のプロジェクトが30件あるだけでも公序良俗に反していますよね。
役場の事業というのは、予算の範囲内で実現できることを計画するはずなのに、30件もの事業が資金不足になってるって、一体、どういうつもりでプロジェクトを決裁したのか?どんな内容の予算案が提出されたのか?議会が予算をどうやって承認したのか?腑に落ちないことばかりです。
みよたんクエスト寄附詐欺のからくりが判明
30件もの事業が資金不足であり、それをふるさと納税の寄附を集めて実現したい。よく考えれば、めちゃくちゃな事案ですよね。1つや2つのプロジェクトなら、まだ理解できますが、予算の目処がないのに何十ものプロジェクトを計画する…実におかしい。
2022年3月8日の御代田町の議会で、みよたんクエストの寄附詐欺のからくりが、明らかになりました。それは、偶然というかふるさと納税事案とは関係ない質問から判明したのです。
その時の答弁がこちら。
森泉謙夫議員:副町長を1名増やした場合、その費用を補填するための予算、また財源の裏付けに対しての説明をお願いします。
小園拓志町長:副町長を1名増えるということは当然ながら人件費が増える訳であります。共済費などの部分をあわせますと1,300万円超がかかることになります。費用増の裏付けでありますけれどもわたくしが就任して3年の間にふるさと納税で集めたお金、これは額面通りということじゃなくて返礼品費用とか手数料を除いてもプラス4億円をできたという状態でございます。
まあ、これに関しましては、あの、表向き、あの、みよたんクエストなどのサイトなどで使い道を開示してありますので、まあ、そちらで使い終わったという風に考えられるかもしれませんけれども、これは見せ方の問題です。
実際には元々、あの、一般財源で予算を当ててあるところにふるさと納税を補正を当て直すという作業をこれまでもやってきておりますので、ふるさと納税が集まった分は、一般財源が財政調整基金にたまっていくというメカニズムになっております。
従いまして、3年かけてかなりの部分蓄財をできてたということになります。これが、まっ、あの財源であれば財源であるという訳であります。
このからくりは、会計の知識がないとわかりにくいかも知れませんが、要するに①30件のプロジェクトはすべて一般財源で予算は確保済み。②ふるさと納税の状況に関係なく実施されることになっている。③資金不足のプロジェクトは1件も存在していないのです。なのに、資金不足と嘘をついてふるさと納税を集めている。これは、景品表示法違反であると共に立派な詐欺ですよね。
まさに、恵まれない子供たちが、実は裕福なのに寄附を募っているのと同じ構造ですね。
みよたんクエストには、資金不足のプロジェクト実現のために寄附をお願いしていますから、当然ながら、そのプロジェクトにのみ寄付金を使用しなければなりません。しかし、すべてのプロジェクトは、予算化(資金が用意されている)されているのです。では、集まったふるさと納税の寄付金は、どこにいってしまうのでしょうか?
なんと、ウソをついて集められた寄付金は、財政調整基金という勘定に変更されてしまいます。
財政調整基金
地方公共団体が年度間の財源の変動に備えて積み立てる基金。財源に余裕がある年度に積み立てておき、災害など必要やむを得ない理由で財源不足が生じた年度に活用する。地方財政法に規定。財政調整基金積立金。
寄付金が、いわゆる財政調整基金に変更されてしまうと地方自治体の貯金となってしまいますので、使い道が決められたお金ではなく、自由に使えるお金になってしまいます。このような行為は、粉飾決算といって違法なのですが、御代田町の小園拓志町長は、これを常態化しているのです。
わかりやすく図解するとこんなイメージになります。
恵まれない子供たちの為に寄附したのに、実は豊かな子供たちだった…しかも寄附したお金は、子供たちの親の贅沢に使われていた…
みよたんクエストの寄附詐欺とは、まさにこのような人の善意を利用した悪質なふるさと納税の取り組みなのです。
小園拓志町長は毎日毎日寄附を煽っていた
地方自治体にあるまじき寄附詐欺のしくみを考えた当事者である小園拓志町長は、さらに悪質な広報活動を展開します。毎日、毎日、Twitterでプロジェクトの達成率をつぶやき、寄附を煽り続けます。
地方自治体の首長という立場にある者が、あらかじめ財源を確保しているにも関わらず、資金不足とウソをついて、○○%到達です!と寄附を煽るツイートを毎日毎日繰り返しているのです。これって控えめに言っても異常な行為ですし、悪質な詐欺ですよね。
※引用:Twitter、コトバンク
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